さきほどウラン・ウデを出発。イルクーツク辺りから、なんともう日本との時差がない。モスクワでは6時間も時差があったのに。言ってみれば、イギリスを出発したときは日本との時差−9時間。ヨーロッパを旅行中はだいたい日本と時差−7か8時間をうろうろ、ロシアに入って−6時間になった。そして遂に時差がないところまで来たけれども、ここから中国に入ったら、また時差−1時間に戻ります。変なの。
中国と言えばわたし本当にビザは必要ないんだろうか。手元のロンプラは2006年発行なので、すべての外国人は中国ビザが必要と書いてある。この旅行をする前に「日本人は15日以内なら中国ビザが不要になった」と読んで、そりゃいいわと思って何もそれ以上調べなかったけれども、実は国境でまた揉めやしないか心配になってきた。
帰りのチケットは持ってないし、空港からの入国じゃないし、ちょっと不安。でも入国できなかったとしても、ロシアにも戻れないし、どうなるんだろう。今からできることは何もないので、どうすることもできないけど。
さて、今日はシベリア鉄道の景勝スポットであるバイカル湖の湖畔を通りました。なんと、湖面が全部凍っていて、その上に雪が積もっているという状態。真っ白!いまいち、陸と湖の境目がどこなんだかよく分かりませんでした。だって全部白いんですもの。
上の写真がそうなんだけど…??
当然湖の上には建物があるはずはないので、建物がある場所は陸地だな、と分かります。何もない場所が多分バイカル湖だったんだと思う…でも所々タイヤ痕があるので分かりにくいですね。すごく大きかったですよ。世界一大きいんだったっけ、深いんだったっけ?両方?
所々で氷がまるで地割れのように長く大きく亀裂が入っている部分があるのよね。ググッと横から押されて盛り上がってるような。それで氷の断面が見えるんだけど、遠くから見てもすごく分厚いのが分かります。車が通るくらいは全く平気だと思う、あの厚み。そして不思議なことに氷が無色透明ではなく、薄く透き通ったブルーだった。いつ溶けるんでしょう、夏に来たら美しいだろうな、バイカル湖。
2日目からずっと同じコンパートメントなのは、ロシア人のお母さんって感じの女性。ずっと刺繍をしてらっしゃるの。言葉の問題でまったく話ができないんだけど、もう一緒の部屋で3日目。隣のコンパートメントは中国人の男性2人で、こちらとも会話が成り立たないが、顔を合わせたら挨拶をする仲になった。彼らは中国語とロシア語を話し、わたしは日本語と英語。さっき、漢字で少し筆談を試みた。
わたしは日本の大阪出身よ!と伝え、彼らは1人がハルピン、もう1人は北京まで行くということが分かった。わたしは北京まで行って、天津まで戻って、大阪か神戸まで船に乗るというのが伝わったと思う。漢字って便利。
では、チェブラーシカでも見ます。
18 p.m. 9th March / day 5